CASE6 相続手続き・遺産分割中に第三者(内縁の妻)から権利主張がなされたケース

CASE6 相続手続き・遺産分割中に第三者(内縁の妻)から権利主張がなされたケース

2023.09.29解決事例
【相談内容】

父親が亡くなり、母も他界していたため、兄弟間で遺産分割協議をしていたところ、突然、後妻(内縁関係)から、相続財産のうち大半が「夫婦の共有財産」であるとして、返還の要求(提訴)がなされて困ってしまっているという相談でした。内縁の妻側は非常に感情的になっており、それでいて非協力的であったので、どうしても代理人として弁護士に介入してほしいとご相談くださいました。

【解決方法】
実際に介入したあとも、裁判上で、内縁の妻側からは、感情的な問題も含めた様々な主張がなされました。しかし、その都度「法律上は困難な請求である」という旨の反論を一貫して続けました。最終的には、相互の感情的な問題や、実際に十数年間は内縁の妻が被相続人である父親と共に生活をしていたことなどにも配慮し、少額の解決金を支払うことで円満な解決に至ることができました。